人工知能をはじめとする科学技術が発展するなか、将来的に様々な仕事が必要なくなるといわれています。そのような状況において患者とのコミュニケーションを通じて看護サービスを提供する看護師の仕事は、その特性上、簡単に機械にとってかわられることがないと思われがちです。しかし、実際には介護の世界にすでに介護ロボットが登場してきているように、その仕事は必ずしも将来も安泰というわけではありません。例えば、看護師の役割の一つに、患者のカルテを整理するといったことがありますが、そのような事務作業は機械がもっとも得意とするところであり、少し技術が進歩するだけで容易に消滅しかねないのです。

そこで、看護師として活躍し続けるためには、技術が発達したとしてもコンピューターが簡単に取って代わることができない分野のスキルを磨く必要があります。代表的なものとしては患者やその家族の心理的なケアを行うということでしょう。重い病気や怪我に苦しんでいる患者は、精神的にも重いストレスを抱えている場合が多く、看護を通じてそれを少しでも軽減し、前向きに治療に取り組むようにサポートするというのは看護師にとって重要な役割の一つです。そのような患者の心のケアは、コンピューターをはじめとする機械がすぐに代替できる分野ではないことから、この分野のサービスに秀でているというのは、将来的に求められる看護師になるために必要不可欠であると考えておいてまず間違いはないでしょう。